佐々木内科小児科医院、岩手県和賀郡西和賀町、内科、小児科佐々木内科小児科医院

予防接種

予防接種について

いずれの場合でも予約が必要ですので当院へお電話をいただくか、来院していただいて予約をお願いします。
 
次の場合は接種ができない場合があります。
接種当日に体温37.5度以上である。
免疫抑制剤を投与されている最中である。※不活化ワクチンなら可能。
直近2か月以内にけいれん発作を起こしている。
 
種類や回数、間隔などは下記のサイトもご参考ください。
(参考:小児)https://www.know-vpd.jp/dl/schedule_age7.pdf
「NPO法人VPDを知って、子どもを守ろうの会」様ホームページより
(参考:成人)
https://www.vaccine4all.jp/shared/files/vaccine_A4_20over.pdf
「一般社団法人日本プライマリ・ケア連合学会 予防医療・健康増進委員会 ワクチンチーム」様ホームページより

定期予防接種:入学する前

西和賀町のお子さまは、自治体発行の予診票をお持ちいただければ無料で接種できますので、忘れずに予診票を持参するようお願いいたします。
 
町外に住民票があるお子さまでも、各々の自治体のホームページなどを参考にして手続きをすれば、補助が受けられる(だいたい無料に近くなる)ことがほとんどです。しかし多くの場合、一旦は料金をお支払いいただいて、後日に各々の自治体より料金が戻ってくるといった流れになりますのでご注意ください。
 
下記料金は西和賀町が各医療機関に予防接種を委託する費用となっております。
当院でも同額の費用となります(後日戻ってきますが一旦は料金がかかります)ので、接種予定の合計料金をご確認の上、来院いただくようお願いいたします。
 
当院では原則として同時接種で進めていくことを推奨しています。
※現在は接種間隔の制限が緩和されていますが、当院では間違い防止のため従来通りの接種間隔でスケジューリングしております。
 
●スケジュール具体例
【生後2か月~1歳まで】
①Hib・肺炎・B肝・ロタワクチン1価
もしくは5価の初回

↓4週間後 
※母子手帳のB肝3回目の記載欄に3回目が可能となる日付を記載します。
②4混の初回、Hib・肺炎・B肝・
ロタワクチン1価もしくは5価の2回目

↓4週間後
③4混の2回目、Hib・肺炎(・ロタワクチン
5価)の3回目

↓4週間後<かつ>生後5か月を超えてから
④4混の3回目、BCG
↓4週以上後<かつ>B肝3回目が接種可能になる日以降で
⑤B肝の3回目
 
【生後1歳0か月~】
①水痘・MR(・ムンプス)の初回
↓4週間後
②Hib・肺炎の追加(4回目)
↓3か月後
③4混の追加(4回目)、水痘の2回目
 
【日本脳炎・3歳以降】
①日本脳炎の1期初回
↓1週間後
②日本脳炎の1期2回目
↓1年後
③日本脳炎の1期追加(3回目)
 

予防接種名 金額/回 回数

4種混合

12,958円

1~3回目・追加

麻疹・風疹混合(1期)

12,463円

 

麻疹・風疹混合(2期)

11,033円

 

水痘

9,328円

 

BCG

7,678円

 

日本脳炎(1期6歳未満)

7,953円

1・2回目・追加

日本脳炎(1期6歳以上)

7,128円

1・2回目・追加

日本脳炎(2期)

7,128円

 

Hib(インフルエンザ菌b型)

9,494円

1~3回目・追加

小児用肺炎球菌

12,298円

1~3回目・追加

B型肝炎(1・2回目)

6,963円

 

B型肝炎(3回目)

8,393円

 

ロタワクチン(1価)

15,048円

1・2回目

ロタワクチン(5価)

10,021円

1〜3回目

 
●注意事項
■当院ではロタワクチンの種類(ロタリックス(1価)とロタテック(5価))については、患者さんに決めていただいておりますので、あらかじめご検討ください。
※1価は2回、5価は3回の接種になります。合計金額の差はほぼなく、どちらも公費になります。
予防効果の具合に有意差はありませんが、効果のつづく時間は5価のほうが長いことが最近わかってきました。
→初回接種後は2回目以降で1価と5価の変更はできません。
 
■B肝の銘柄(ヘプタバックスかビームゲン)の指定はお引き受けかねますのでご了承をお願いいたします。
※これに関して厚生労働省の回答によると、『切り替えて使用する場合であっても、定期予防接種として実施可能』、と記載がありますので、3回の接種において各々を組み合わせて接種しても互換性に問題はありません。

定期予防接種:入学した後

西和賀町のお子さまは、[2種混合]と[子宮頸がんワクチン:サーバリックス(2価)とガーダシル(4価)]については、自治体発行の予診票をお持ちいただければ無料(または費用の補助を受けて)で接種できますので、忘れずに予診票を持参するようお願いいたします。
 
[2種混合]と[子宮頸がんワクチン2価と4価]については、町外に住民票があるお子さまでも、各々の自治体のホームページなどを参考にして手続きをすれば、補助が受けられる(だいたい無料に近くなる)ことがほとんどです。しかし多くの場合、一旦は料金をお支払いいただいて、後日に各々の自治体より料金が戻ってくるといった流れになりますのでご注意ください。
 
下記の[2種混合]と[子宮頸がんワクチン:サーバリックスとガーダシル]の料金は西和賀町が各医療機関に予防接種を委託する費用となっております。そちらについては当院でも同額の費用となります(後日戻ってきますが一旦は料金がかかります)ので、接種予定の合計料金をご確認の上、来院いただくようお願いいたします。
 
当院では公費としての子宮頸がんワクチンについては原則として[ガーダシル]を推奨しています。
[シルガード9(9価)]はもっとも効果が高くてオススメしたいところですが、現在のところ任意接種の扱いになりますのでご注意をお願いします。詳細は下記をご覧ください。

予防接種名 金額/回 回数

2種混合

4,983円

 

子宮頸がん(2価)

16,918円

1~3回目

子宮頸がん(4価)

16,918円

1~3回目

子宮頸がん(9価)

30,250円 ※

1~3回目

※シルガード9について
 
■サーバリックス・ガーダシルとの違いは?
子宮頸がんの原因ウイルスHPVは多くの種類(型)があり、がんの原因となる種類は「ハイリスク型」として知られています。サーバリックスとガーダシルはハイリスク型の中でも子宮頸がんの原因として頻度の高い16型・18型に対して感染予防の効果があります。
日本では16・18型の2つが子宮頸がんの原因の60-70%を占めると言われており、この2つの型に対してはサーバリックスとガーダシルで予防効果の差はないとされています。ガーダシルは更に良性疾患である尖圭コンジローマの原因となるHPV6型・11型に対しても感染予防効果があります。予防可能なHPVの種類の数によって、サーバリックスは2価ワクチン、ガーダシルは4価ワクチンと呼ばれます。
一方、日本では2021年に販売開始となったシルガード9は9価ワクチンで、ガーダシルで予防できる6・11・16・18型に加え、31・33・45・52・58のHPV型に対しても感染予防の効果があります。サーバリックス、ガーダシルが子宮頸がんの予防効果が60-70%であるのに対してシルガード9は90%以上の予防効果をもつことが期待できます。
いずれにしても子宮頸がんを100%予防することはできませんので、子宮頸がん検診を受けていただくことは重要です。
 
■副反応と安全性の違いは?
従来のHPVワクチンに比べてシルガード9の方が注射部位の疼痛・腫脹が出やすいことがわかっています。ほかに過敏症反応や頭痛などの副反応がありますが、全身症状の副反応の頻度に差はなく、安全性に関しては従来のものと変わらないとされています。
 
■シルガード9の予防効果はどのくらい続くのですか?
今のところ、長期的にどの程度予防効果が続くかはデータがありません。
 
■サーバリックスあるいはガーダシルを3回接種済ですが、シルガード9を接種した方がよいですか?
シルガード9の方が、ハイリスクHPVの感染をより広く予防できますが、サーバリックスやガーダシルでも頻度の高いHPV16・18型の感染は予防できるため、シルガード9を追加接種する意義は限定的で、世界的にも推奨されていません。
 
■サーバリックス・ガーダシルを1回または2回だけ接種しているが、シルガード9に変更してもよいですか?
各HPVワクチンの互換性に関してはデータがなく、安全性や接種後の有効性も実証されていません。
HPVワクチンは同じ種類で3回の接種を終えてください。途中でシルガード9に変更することはできません。なお、昔一度だけ接種したのがどのHPVワクチンかわからない、という場合は受診の上ご相談下さい。
 
■費用はどれくらいかかりますか?
子宮頸がんワクチン9価は完全に任意接種(自費診療)の扱いとなっております。料金は上の表をご参照ください。数年後には日本でも公費の適応になることが期待されていますが、いまのところは未定となっています。
全国的にはおおむね27,500円~36,000円(税別)/回ほどで受付されているようです。
 
■ワクチンを受けるときは何か準備が必要ですか?
『ワクチンQダイアリー』への登録が必要で、スマートフォンの所持がほぼ必須となります。
これは当院独自のルールではなくどこで受ける場合も必須となります。
→接種する際には、当院で登録方法を説明させていただきますのでご安心ください。
 
●任意予防接種
任意予防接種として、下記の通りに受け付けておりますのでご相談ください。
 

予防接種名 金額/回 回数

B型肝炎

5,788円

1~3回目

成人肺炎球菌

8,288円

 

破傷風トキソイド

3,788円

1~3回目

3種混合

4,631円

 

麻疹・風疹混合

9,790円

 

おたふくかぜ

6,204円

1~2回目

水痘

8,030円

1~2回目

日本脳炎

6,655円

1~3回目

インフルエンザ

 

髄膜炎菌

25,293円

 

A型肝炎

8,254円

1~3回目

※インフルエンザウイルスワクチンは、年ごとに有識者により型が予想されてそれに基づいてワクチンが製造されるため、料金が変動します。時期が近くになりましたらお問い合わせください。